ハンドパペット(指人形)を用いて
シマフクロウの雛に人工給餌



シマフクロウの雛に給餌するためのハンドパペット(指人形)です。雛から人に育てられた鳥は、極端に人慣れ(刷り込み現象)してしまう恐れがあり、野生復帰の障害となる可能性があります。このため、若くして保護された鳥には、自分で餌捕りが出来るようになるまで、人間が姿を隠した状態でこの指人形を使った人工給餌を行います。
この指人形はバードカービングという特殊な技術を使って、羽根の一本一本まで精巧に作られた木彫りで、口の開閉もできます。「鳥の工房 つばさ」主宰のプロバードカーバー 鈴木勉氏が、シマフクロウ保護のために無償で作成してくださいました。様々な技術を持つ専門家に、それぞれの立場から自然保護活動にご協力いただいております。